夏に選ぶ、イタリア製ポロシャツ
今年も暑い夏がやってきました。
連日30℃を超える暑さが続くと、ファッションを楽しむというよりも、どう快適に過ごすかを優先したくなります。
男性であれば、Tシャツにショーツ、サンダル。
涼しく過ごすには理にかなっていますが、少しカジュアルになりすぎると感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな夏に、私たちがおすすめしたいのがポロシャツです。
ポロシャツは、もともとテニスやポロ競技などのスポーツウェアとして生まれました。
多くのポロシャツには、鹿の子編みと呼ばれる凹凸のある生地が使われています。
肌との接地面が少なく、通気性にも優れているため、汗ばむ季節でも快適に着ることができます。
スポーツウェアとしての機能性を持ちながら、襟があることでTシャツよりも少しだけ上品な印象になる。
それが、ポロシャツならではの魅力です。
定番ブランドとして知られるのは、Lacoste、Fred Perry、Ralph Lauren。
胸元にはそれぞれを象徴するワンポイントロゴが入り、シルエットや素材感にもブランドごとの個性があります。
一方で、鹿の子素材のポロシャツは現在でも広く作られているため、ヴィンテージならではの魅力を見分けるには、少し経験が必要なアイテムでもあります。
そこで私たちが近年特に惹かれているのが、1990年代から2000年代初頭にかけて作られたイタリア製のポロシャツです。
中でも、私たちが多く買い付けているブランドがDunhillになります。
鹿の子編みとは異なり、当時のDunhillにはマーセライズ加工を施したコットンを使用したポロシャツが数多く見られます。
マーセライズ加工とは、コットンにシルクのような自然な光沢となめらかな肌触りを与える加工のことです。
強い艶ではなく、光を柔らかく受け止めるような上品な表情があり、暑い季節でも落ち着いた印象を与えてくれます。
さらに、細かな総柄やストライプ、ボーダーなど、一見すると控えめでありながら、近くで見ると丁寧に作り込まれたデザインも魅力です。
派手すぎず、地味すぎない。
ショーツやサンダルを合わせても、どこか品のある印象にまとまります。
そんな絶妙なバランスこそ、私たちがイタリア製ポロシャツに惹かれる理由の一つです。
私たちはDunhillを中心に買い付けていますが、ときにはCELINE Hommeのようなイタリア製ポロシャツに出会うこともあります。

ブランドではなく、素材や仕立て、色使い、そして日常に自然と馴染む佇まい。
そうした一着一着の魅力に惹かれながら、丁寧にセレクトしています。
暑い夏だからこそ、快適さだけではなく、少しだけ品のある装いを。
一枚のポロシャツが、この夏の日常を少しだけ豊かにしてくれるかもしれません。
MÍCATA
1990年代〜2000年代初頭のイタリア製Dunhill。